4月になって新入社員や学生が電車に増えてきました。苦しい…と思う間もなく、すぐさま本の世界に逃げます!嫌、満員電車!
では気ままに感想を書いていきます。
きままな感想
今回の小説は
仕事を失い早4年…バイトで食い繋ぐも昔のように大好きな家族を養えない…自尊心を失い徐々に怒りっぽくなってきた…早く、早く、「”何をしてでも”元の生活を取り戻すんじゃ!!」
という60歳くらいのお父さんのお話。
海外の小説は名前を覚えるのが大変なのであまり読まないのですが。
「その女アレックス」の作者が書いているのと、『監禁面接』というタイトルに不穏さ(不穏大好き)が漂っているので読んでみました。
上図はAIの考える圧迫面接。間違いない。
読んだ後の感想は、こんなお父さん嫌だなぁ!でした。もっと周りのことも考えてほしい!
しかし、プライドの大きさや、これ以上引けない切羽詰まった状況ならこんなイカれた行動もするのかな、と。
ハイリスクな賭けに出過ぎてて、緊張感があって面白いです。
元管理職で人間観察が得意なお父さんは、周りの人を分析するのです。冷静に他人を分析します。
もっと客観的に自分も分析してほしいなぁ、と僕は思いました。
全部で3章あるのですが、1章と3章ではお父さん視点で、2章では違う人の視点になります。
なので2章でのお父さんの思惑などは分からないので、行動や表情などが描写されます。どこまでが演技で、どこまでが本心なのか。
今お父さんは何を考えてるの…?
感情移入もできないキャラクターで、ぶっ飛んだ行動力のお父さんなので、全然思惑が読めませんでした( ・∇・)
その2章での主人公の思惑が3章で少しずつ見えてきて、計画の全貌が明かされていきます。こういうのドキドキしますね。
ほんとこんなに頭いいなら企業さんは雇うべきですよね。問題は人間性ですかね。
損切り、という言葉を知らない、追い詰められたお父さんの行動力!
それがあなたを元気づけるかもね!
コメント