こんにちは!
気ままな読書を楽しんでいるあびあびです。 今回は、タイトルからしてただならぬ雰囲気を放つ
『永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした』
を読んだので、ネタバレなしで感想をまとめます!
『永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした』あらすじ
母の危篤を知らされた没落貴族・ブラッドベリ家の長男ヒースクリフは、
三年ぶりに生家・“永劫館(えいごうかん)“へと急ぎ帰還する。
だが、間に合わず、母はすでにこの世を去っていた。
ヒースは母の葬儀と、遺言状の公開を取り仕切る役目を負うことになる。
葬儀に集まったのは十一人。
ヒース自身、妹、叔父、従兄弟、執事長、料理人、メイド、牧師、母の親友、名探偵、そして——謎めいた魔女。
その夜、大嵐により永劫館は陸の孤島(クローズド・サークル)と化す。
そして、葬儀を目前にした日、
足が不自由で盲目の妹が、密室の中で首を切断されるという不可能殺人事件が発生する。
絶望に打ちひしがれるヒースの前に現れたのは、翡翠の瞳を持つ魔女リリィ。
彼女は「私の目を、最後まで見つめていて」と告げると、静かに命を絶った。
——だが、次の瞬間、二人は事件が起こる一日前へと戻っていた。
これはリリィが持つ、”死に戻り”の能力によるものだった。
妹の死を阻止するため、犯人を突き止め、
魔女が望む「明日の夜を迎える」ために、
ヒースはリリィと共に捜査を開始する。
しかし、永劫館に隠された秘密と、想像を絶する事件の真相が、彼を待ち受けていた——。
『永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした』読後レビュー(ネタバレなし)
タイトルとプロローグから、ぐいぐい惹き込まれる!
タイトルにある「永劫館」「超連続殺人事件」というワードにまず惹かれ、
読み始めると、プロローグからぐいぐいと引っ張られるように物語に没頭しました。
「超連続殺人事件」ってどれだけ殺人が起きるの?
と思いきや、実際に読んでみると、何が「超」なのかには驚かされます。
(※ここはぜひご自身で読んで確かめてほしいポイントです!)
謎が謎を呼ぶ、加速するミステリー体験
主人公・ヒースクリフと一緒に、
「なぜこんな状況に?」というプロローグから始まり、物語を追いかける感覚がとてもスリリング。
永劫館には、過去に起きた父の死という事件、
母の知られざる過去と遺言の謎、
そして翡翠の瞳を持つ魔女リリィの本当の目的……。
密室殺人だけでなく、次々と現れる魅力的な謎たち。
それらが見事につながっていく光景には、読者としての快感を覚えました!
ミステリ好きにも、特殊設定ミステリ好きにも刺さる一冊
- 本格ミステリが好きな方には、きちんと考え抜かれたトリックを。
- 特殊設定ミステリが好きな方には、この世界観でしか成立しないロジックを。
両方の魅力がバランスよく詰まっています。
そして、
真相が本当にすごすぎた……。
「超連続殺人」にも、ズシンと心に響くものがありました。
こんな人におすすめ!
✔️ 本格ミステリが好きな人
✔️ 特殊設定ミステリが好きな人
✔️ クローズド・サークルや密室殺人ものが読みたい人
✔️ 衝撃的な真相を求めている人
続編がありそうな気配もあるので、今からシリーズ追いかけたい人にもおすすめです!
あらすじ紹介ショート動画はこちら!
まとめ
『永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした』は、
本格ミステリの醍醐味と、特殊設定ミステリならではのロジックをあわせ持つ、
読後に大きな衝撃が残る一冊でした。
タイトルにピンときた方、ミステリ好きな方はぜひ読んでみてください!
あなたも、”永劫館”の謎を追いかけ、「超」連続殺人事件の真相を目撃してください!
