気温がいきなり上がり、服装が追い付かないで困ってます!どうせ衣替えしたら、少し気温下がるんやろ、、、と思いもう少し耐えることにしましょう。
ということで今回もつらつらと感想書きます。
きままな感想
表紙を見て読みたいなぁ、と思いました。
ピエロとカエルが印象的で、怖くてカッコいい。
装丁は大切ですね。
嵐の中逃走中の6人が、誰もいないような山奥で土砂崩れに遭う…
車は使えないし、助けは呼べないし、事故で1人死んでるし、もう少しで計画達成やのに…と路頭に迷ってしまった6人。
そしてたまたま見つけた近くの民家に逃げ込むが、そこからが更なる災難の始まりとなる…
6人とも生きてこの一夜を乗り切れるのか!
いや、すでに1人は死んでいた!
でも残りで力を合わせてこの危機を脱するぞ!
てか、そもそも俺らって最初から6人やったっけ!?
という話。
話が進んでいくにつれ、次々と新しい謎が生まれて、徐々にミステリに怪異が融合していきます。
僕は両方好きなので、一石二鳥です!
余談ですが、AIに「嵐の山奥で不安になりながらさまよう男六人」と頼んだのに、気をきかせて一人減らしてくれました。こわ。
ミステリの人的怖さと、怪異の心理的怖さ、誰もいない嵐の山奥っていうシチュエーション、これらが混ざったおどろおどろしさが堪らないですねー。
それぞれの視点での章があり、章を跨ぐとき、時間軸が少し重なってるシーンが良かったです。
そのシーンを1カメからと2カメから見ているような気持ち。主観と客観で立体的にそのワンシーンが映ってる、みたいな。
そもそも何からの逃走中?
なんで命を狙われる?
6人目は誰?
6人目ってそもそも何?
アレはどこにいった?
このミカンみたいなの何?
…と、常に緊張感があり、増えていくたくさんの謎に引っ張られてトントンと読み進められます!
カッコいいと思っていた表紙が何の描写かも分かり、最後には「ミステリ的」にも「怪異的」にも満足の結末が待っていますよ!
この作家さんの他の作品も読んでみたくなりましたー
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