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きまま
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「ファラオの密室」古代エジプトの密室ピラミッド

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きままな感想

ネタバレあり。どこまでがネタバレか分からないので一応書いてます!

ネタバレ要素に触れずにミステリの感想書く人すごいなって思います!

古代エジプト時代のミステリーでした。

舞台が古代のエジプトです。

エジプト学者や現在のファラオ研究とかのミステリではないです。

そもそも古代エジプトに壮大なミステリー味を感じるし、遊戯のときの遊戯王をやっていた世代にはファラオなんて言うのはすごく密接な関係。セト、マリク、城之内懐かしい。

その時代に、ピラミッド内という密室で、ファラオ(王)の遺体が消えるという謎。

見張がいる厳重なピラミッドからどのようにして遺体が消えてしまうのか。

死んでいる王の遺体をわざわざ運び出す意味はなんなのか。

この時代やから科学的な操作ができないってのも大きいし、この時代やからこその動機ってのも面白い。

主人公のセティはファラオの葬送の儀より半年ほど早く死んでしまっているようです。

白い太陽に白い腕がもがいている、怖い冥界で目を覚ますところから登場です。

しゅう

死んだところからスタートするんや

無事神殿に着いたセティは、神に裁判をかけられている途中で、「心臓が欠けてるから判断できない!その謎を解決できるなら現世に少し還っていい!」となり、現世に復活する。

ファラオ消失事件とセティの死と心臓の欠けは関係があるのか、セティは消えた記憶を取り戻しながら謎を追っていく。

名前がカタカナで覚えにくいかと思ってたら、途中から気にならなくなりスムーズに読めた。

情景も浮かび、カラカラの暑さとかも感じるし、文章が読みやすいんでしょうね。

石を運ぶ少女の奴隷が途中で出てくるのですが、その子の扱いが可哀想でしたが、謎に絡んできてどんどんその子が救われていくことがホッとした。

石を運ぶのがなぜ少女のチームだけ遅いのか、という謎は、ほげーとなります。

太った女の子には腹が立ちましたが、まぁその子も奴隷と考えると少し切なさも。

謎が増えていくというか、実はその謎の根源が壮大で、その辺りがトリック解決が重きになっているミステリとは違って、エンタメ的、ストーリーで魅せられて良かった。このミスってそういう感じですかね?面白かった。

最後の最後にはちゃんと気持ちのいい終わり方してくれて読後感もさっぱり。

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この記事を書いた人

気の向くままに読書しています。
ただ思うままに感想を書いているので、ネタバレもあります。
サムネ作り頑張る。

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