ネタバレもあるはずですー
それはそうと金ロのラピュタが改めて面白かった。
あらすじ
殺人時の音声をネットで放送し、徐々に話題となるラジオマーダー。
ラジオマーダーを捕まえたいとオッドアイのジャーナリスト、ライラが鶴舞の探偵事務所を尋ね、2人は捜査を開始する。
鶴舞たちは独自の推理や死体発見時の映像をラジオディテクティブとして公開し、その動画は評判となりラジオマーダーや警察の耳にも届く。
逆に怪しまれる鶴舞たちだが、殺人を止めるため、警察を出し抜いて栄誉を得るため、現行犯でラジオマーダーを捕まえようと奮闘する。
きままな感想
鶴舞は探偵稼業を畳むか悩んでるほどのレベルで、決して名探偵ではない。
しかしこの事件では、相棒ライラの助言がヒントとなり頭をフル回転させて、泥臭くも事件に挑んでいく。
ヒントを見つけ、真相に近づく瞬間の高揚。
推理を的中させ、少し興奮する探偵らしからぬ挙動。
応援する感じで読み進められました。
相手が悪辣な連続殺人鬼というのもあってより頑張れって。
4人目の殺し方怖ーって思った。
いたーってなった。
でも推理の穴があるというか、少しご都合が多いかなと思っていました。
あれ、ここは結果論というか、そういう理由で当てはめていいんや、みたいな。
予想している殺人の法則が少しふわふわしてるな、とか。
その辺は終盤でちゃんと回収されます。
そんなこと知らなかったですけど、まぁそういうもんか、って読み進めて良かった。
話は探偵視点と警察視点で進みます。
2つともラジオマーダーを追っているのですが、探偵がいかに真摯に事件に向き合っていても、探偵の動きは警察視点で客観的に描かれると不審さが浮かび上がります。
そういうことじゃないのに、ともどかしくなるところもありますが、最後に探偵と警察がどう交わっていくのかが気になりました。
警察の手柄にさせたくない探偵、探偵と殺人鬼が同一犯と疑う警察。
そしてこの事件はどのように終結するのか、と後半は目が離せなかったです。
関係ないけどサムネづくり難しいな。
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