『本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件』感想・レビュー|A7サイズに仕掛けられた、本格ミステリ。

こんにちは!
気ままな読書を楽しんでいるあびあびです。
今回は、A7サイズのミステリ小説
『本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件』
を読んだので、感想をまとめます!
『本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件』あらすじ
速読術の会社の代表が、首を絞められ殺害された。
目撃者は、自分を地球防衛軍の一員だと思い込んでいる小学生。
新刊を一刻も早く読みたい読書家・綴木は、事件を早く解決して読書に戻るため、真相の解明に奮闘する。
『本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件』読後レビュー
なぜA7サイズなのか
本書はA7サイズという、とても小さな小説です。
このサイズの小説を読むのは、私は今回が初めてでした。
(最近たまにホラー小説などで目にするけど、読んだことはありませんでした)
文字数もページ数も少ないのでスーッと読めましたが、まさかこのサイズからすでにミステリが始まっていたとは……。
ミステリは意味のないことをしないのですね!
読み終えてから改めてこの小さな本をながめ、「なるほどなぁ」と思わされました。
タイトルのメッセージ性
「本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの」ってすごく分かる。
速読ができる人の読むスピードにも驚くけど、そのとき頭の中ではどんなふうに文章を処理しているんやろう、と思います。
映像を思い浮かべながら読んでいるとしたら、それも超高速なのか。倍速どころじゃないよね?
『本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件』つまり一秒あたり――三百三十三字?
綴木は気が遠くなった。
こんな能力があればもっとたくさん本を読めるのになぁ、と羨ましくなります。
読んでいる途中、さらば青春の光の「速読」のコントを思い出しました。
過激な表現が苦手な人でも
白井智之さんのミステリは、頭が沸騰するほど緻密でロジカルで面白いのですが、結構過激な描写や表現も多いです。
しかし、本書にはそういった描写がほとんどありません。
そのため、過激な表現が苦手で白井智之作品を避けていた人でも、著者ならではのミステリを楽しみやすい一冊なのではないかなと思いました。
一方で、独特なワードセンスはいつも通り。
「なんやそれ」と、くすっと笑ってしまうところもありました。
こんな人におすすめ!
- 短いミステリを読みたい人
- タイトルに興味を持った人
- カバンがすごく小さくて文庫本が入らないけど、移動中に本を読みたい人
書籍紹介ショート動画はこちら!
まとめ
白井智之さんが大好きなので、本書も発売日に探しに行きました。
しかし、なかなか見つけられない。
「ないなぁ」とふらふら探していたら、平積みされた本の隙間に、このA7サイズの本書が挟まっていました。
見つけにくかった!笑
でも、読み終えてみるとこのサイズにもちゃんと意味があり、さすがだなぁと。
ストーリー自体が短いため、あまり内容には触れられませんが、その短さゆえに2周目も読みやすいです。
改めて読んでみると、「なるほど、ここもか」と気づくところもありました。
小さい本だからこそできる仕掛けと、短いながらもしっかり楽しめる本格ミステリ。
サクッと本格ミステリを楽しみたいときに、ぜひ!
本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件

※価格や在庫は各ショップをご確認ください。










