『二人一組になってください』感想・レビュー|カースト女子の特別授業(デスゲーム)

木爾 チレン 先生
『二人一組になってください』感想・レビュー|カースト女子の特別授業(デスゲーム)
作品の魅力を伝えるため、作品内容に関する記述を含みます。未読の方はご注意ください。

こんにちは!

気ままな読書を楽しんでいるあびあびです。

今回は、女子高カーストのデスゲーム『二人一組になってください』

を読んだので、感想をまとめます!

『二人一組になってください』あらすじ

私立八坂女子高校三年一組には、誰もが認識している明確なスクールカーストがある。 そのカーストにより青春のふるまいは決定づけられている。

そして、カースト最底辺の美心は、体育での「二人一組になってください」でいつも余り、毎回男性体育教師と組んでいた。

学校生活の最終日である卒業式の日に、突如として特別授業が開かれることとなる。

それは二人一組になれなければ失格となるデスゲームだった――

『二人一組になってください』読後レビュー

開いてすぐにカースト表

ページをめくると、タイトル、目次、登場人物があり、その次に「三年一組カースト表」。 いきなり怖。

ピラミッド状に並べられたカースト表からは、不穏さが滲み出ており、「上の方の奴は絶対悪い奴だっ」と警戒して名前を覚えました。

しかもそのピラミッドの頂点には名前が一人だけ… (イム様を思わせる)こいつはどんな奴なんだと、冒頭からそそられます。

人間性や友情が試されるようなデスゲーム

デスゲーム系は好きなのですが、この特別授業は基本的に必勝法を考えることや、相手を揺さぶってはめる、というようなゲームではありません。

今まで培ってきた人間性や友情が試されているようなゲームです。

だからこそ怖いし、自分やったら生き残れる? …無理かも、と思い悲しくなりました。

視点交代で描かれる無自覚さ

「無自覚の悪意」

『二人一組になってください』

章ごとに、三年一組のそれぞれの生徒視点から、ゲーム中に抱く思いが描かれています。

カースト表の名前からだけでは分からない、それぞれが抱えている事情や感情。 いろいろな生徒に感情移入することで、このゲームの残酷さがより鮮明になりました。

多くの人が持っている「無自覚の悪意」。それにもっと早く気付けたなら。

こんな人におすすめ!

  • デスゲームものが好きな人
  • 様々な視点から描かれる物語が好きな人
  • 「二人一組になってください」という呼びかけに少しでも引っかかる人

まとめ

スクールカーストやデスゲームという強い言葉で引き込まれる設定、無情にも淡々と進んでいく展開。面白くてどんどん読み進められました!

私は、このゲームの中で友情を感じられたときに、胸がグッとなり、同時にそのあとのことを考えてしまい、心が悲鳴を上げていました。

この特別授業、最後まで誰が生き残るのか。 ぜひ読んでみてください!

二人一組になってください

木爾 チレン

※価格や在庫は各ショップをご確認ください。

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