『小説』感想・レビュー|小説が好きなあなたに刺さる、少し不思議な読書体験。
野崎 まど 先生
純文学・文学
作品の魅力を伝えるため、作品内容に関する記述を含みます。未読の方はご注意ください。
こんにちは!
気ままな読書を楽しんでいるあびあびです。
今回は、少し不思議な読書体験を味わえる
『小説』を読んだので、感想をまとめます!
『小説』あらすじ
小学校に隣接する古く大きな屋敷。 そこに小説家がいると知った内海集司と外崎真は、その屋敷を訪ねる。
二人は書庫へと案内され、より小説の世界へとのめり込んでいく。 しかし、決して名を明かさないこの小説家との出会いは、二人の進む道を分かつこととなる。
『小説』読後レビュー
屋敷と先生と書庫の雰囲気がたまらない
古いお屋敷の書庫で、たくさんの小説に囲まれながら、ひたすら本を読む内海と外崎。 そして、二人をそこへ招いた名も知らぬ小説家。
その光景を思い浮かべると、なんだか少し非日常的に感じ、その雰囲気が好きでした。
先生が内海と感想戦をする前に「読んだ?」と声をかけるシーンがほほえましかった!ほっこり。
凡人・内海に感情移入
内海視点が多いため一番感情移入しちゃうんですけど、外崎の文才が徐々に表れてくるときに、自分の価値が見いだせなくなる様子がきつかった。
『小説』小説を沢山読んでも、虚構をどれほど溜め込んでも、それだけでは何の価値も認められはしないのだ
この言葉に、自分もグサッとやられました。
内と外
内海と外崎という二人の名前からも、「内と外」というのがこの物語のキーワードになっているのかなと思いました。
物語の中で出てきた「内と外」。これが最後に「小説の意味」に結び付いたとき、私は感動しました。 世の物語好きの多くを肯定する答え。すごくよかった!
こんな人におすすめ!
- 小説が好きな人
- 哲学的なテーマが好きな人
- ちょっと不思議な気分を味わえる小説を読みたい人
まとめ
小説好きには深くうなずけ、グサッとくるフレーズがある小説だと思います!
それは、小説が好きでたまらない人たちが、真剣に“小説”と向き合っている物語だからなのかもしれません。
少し不思議な読書体験でもあり、ふらっと読み返したくなる一冊でした!
小説

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